仮面アラカルト・バナー
仕切り線

<『顔認識』システムの進化>

*顔認識システムと3D造形ソフトの体系化が確立しつつあり、その技術革新は目覚しいものがある。ここではそのお噺。  それが、顔面のいくつかのポイントをチェック・検証していく方式とコンピュータの認識の基本的考え方です。


●監視カメラの効果

プライバシーの問題との兼ね合い、管理強化の社会への危惧などが問題化されている一方、多発する凶悪犯罪抑止やテロ対策に大きな効果を挙げている事実もあるので、単純化して語れない部分が大いにある。
先般発生したボストンマラソンにおける無差別テロ事件にあっても、監視カメラが果たした役割は非常に大きい。

 FBIや警察サイドは、記録した膨大な映像データの中から、検索チェックしていたらしく、例の犯人像はかなり早い時点でつかみ掛かっていたらしい。しかし、それよりも前に目撃証言等から犯人の特定がなされ、マスコミにテロリスト本人写真が出回ったので、これの方が世界中に流され、警察は後追いで公表したような結果となった。

この間、BSの海外ニュースでこの監視カメラにおける顔面認識システムのレポートがあったので興味深く見ました。中でも面白かったのは、我がローテク3D制作の際に活躍している、ポリゴンモデラーの原理が今でもかなりの役割をこのシステム体系下で活かされている点。ポリゴン上のマーキングポイントの差異が、相当人間の顔の特徴を表わす本質的なものであるらしい。
 顔の構成、構造上の特徴がつかめれば、個別無二の各個人の顔を認識・特定することはかなり簡単になっている様子がレポートされていた。
 例えば、監視カメラが数多くの情報の中から一個人を特定し。鑑識する場合、問題になるのが画像の鮮明さ、クリアさということ。これは、解像度の問題に集約されるという。解像度が情報量の多さと比例するのは常識だが、今日の進んだ技術によるとピクセル数が落ちていても、コンピュータの学習能力が格段に向上しているので、パターン認識のあるルールに従って分析を重ねることで、識別化は容易であるという話だった。
 現在の問題は、そのスピード化であって、かなりの確率で何十万、何百万という蓄積された顔の個体データの中から、早い時間内に行うその中の情報スクリーニングがこれからの課題であるという話でした。


●3Dポリゴンモデラー〜意外な活躍のステージ

 我が稚拙なる3D仮面作りの原理に非常に近い行為を、最先端技術の現場で格闘しながらポリゴンいじりをしているニュースレポートを見て、当方の作業も愚かで無駄な時代遅れとばかり言えない、顔面構造の本質的な部分と関わっている事実を再確認し、うれしい気持ちになったのでした。 我が稚拙なる3D仮面作りの原理に非常に近い行為を、最先端技術の現場で格闘しながらポリゴンいじりをしているニュースレポートを見て、当方の作業も愚かで無駄な時代遅れとばかり言えない、顔面構造の本質的な部分と関わっている事実を再確認し、うれしい気持ちになったのでした。ときには、眉と眼との間の距離が個体識別の大いなる要素であるというし、それが判れば顔の表情は半分以上特定出来るという話は、これからの制作のヒントにもなるのです。その状況と興味深いことがらを比較しながら、勝手に自分なりの顔の造形に活かしたいとも考えました。
 ときには、眉と眼との間の距離が個体識別の大いなる要素であるというし、それが判れば顔の表情は半分以上特定出来るという話は、これからの制作のヒントにもなるのです。その状況と興味深いことがらを比較しながら、勝手に自分なりの顔の造形に活かしたいとも考えました。

NEXT

inserted by FC2 system