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仕切り線

<顔から読み解くものとは?>

●顔からの判断〜印象から導く将来像、運命?

●『観相学というしろもの』
〜観相学(=顔による人格&性格判断)-----相学やら観相学のいかがわしさと同時に何やらこうした概念に寄りかかりたくなる気持ちのありかたを一般に私たちは持っている。この分野での関心は古くから存在し、かの哲人・アリストテレスは事細かく人間の顔付きを分類し、性格にまで踏み込んで解説している。最近では、地上波でお笑いタレントを相手に熟女(?)だか往年のタレントらが大挙して、人生相談だのアドバイスをする構成の番組が視聴率を稼いでいる。
 その中で、どこか根拠を求めてか判らないが、占いやら占星術以外の顔つきまでガタガタ文句をつけられ、 マゾヒティックに喜んでいる  一体何なの、これって??

 当方の手元に「顔の本」(ライラン・ヤング著/河出書房新社刊 1995)という本がある。この本では、なにやらあれこれ人相による性格識別から始まり、自分にとってどのような相性があるか等々、昨今喧しい血液型人間関係に極めて似た現象への理論武装(?)を見る事ができる。眉につばつけながら読み進むのだが、どこか少し頷いている自分もあるのに、我ながら嫌気がさすときもある。

 とまれ人は、外見によって惑わされもし、また信頼や期待を持つという事実は揺るがしようもなく、各人の体験を通じて経験知の中で物事を判断している。知、認識までいかずとも経験則という形で個々人に刻まれたデータが、初対面の対人関係に失敗しない為の予防線として機能する事は、人間の本能(危険回避)としてすこぶる合理的と考える訳にはいかないだろうか。
  話しは少し脱線するが、占いの分野で時々外道路線の占い師が登場し、『おっぱい占い』だの『ハゲ占い』などと言うものが稀にあったりするが、胡散臭さを通り越してしまうのは、それが変化しうる対象であり、はっきりと固定化しないのだからだろう(または、オッパイやお尻の形などはすぐに識別できる箇所ではない)

 そこで、今回の結論は;

(テーゼ) 顔=「最大の識別部位」である!

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