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<人の表情とイメージ>

●顔のモンタージュと仮面●

*人間の顔を取り巻くお遊び:{現代版福笑い}というべき、「顔モンタージュ」をしてみます。
10年程前にWindowsで動作するお遊びソフトを発見し、遊んでみました。それは、オリジナルキャラクターを作って、様々なグッズ(名刺、はがき、メールなど)に活用しようとするものだが、結構笑える使い方が出来たので、ここでご披露します。
今時、モンタージュなどしなくとも、高度な顔認識システムが確立されていて、監視カメラの分析と組み合わせて、かなり犯罪の検挙に結び付けられています。しかし、ここでは、あえて古色蒼然たるモンタージュにおける表情を探ってみます。

●人の表情の意味は?
〜心理からその視覚効果、説得力ある説明、考察(愚考)的見方まで、酒のつまみ/ネタに出来そうなものばかりではないかと思っています。  適宜関心のあるテーマに添って顔を作って行こうとも考えていました。その作成画像を素材にしてああでもない〜こうでもない等々、勝手な理屈をこねまわしていきます?!
本サイトのオーナー若き時代のイメージを素材に、これが指名手配されたらどんなものかという想定でモンタージュを作成してみました。本物はもっと二枚目(?)なのだが、素材となる部品のデータにそもそも制作者の技術、センスが集約されていて、とりわけ眼の画像自体がハナっから自分自身のそれとは全く相違しており仕方なくサングラス姿となっている、悪しからず・・かな?
  でもって、これをして私が街中を闊歩していても、このイラストから同一人物であると特定することの出来る確率は極めて低いと思われるのでした。

 では、一体このイラストが犯人判定の決め手に欠けるか考えると、『表情』という問題かな?そこで、バリエーションをいくつか作成した。ここでは、下の6つ(モノクロ仕上げ)をとりあえず掲載します。

ムッツリ顔
お愛想笑い
小馬鹿にした態度
イヤミなお愛想笑い
ニヤケ顔
訳知りの顔

 ある動作、くせとなる顔の表情、その動きに呼応する特徴としての部位(パーツ)がイメージ付けとなるケースは多く、私自身があえてこの中から自分らしいイメージに近いものを選ぶとすると; 3つめの『小馬鹿にした顔』だろうかと思うのです。それは、性格的なイメージを表すものだからである。
 よく「あなたは誰かに似ている」という事が言われる。『誰かに似ている』というが、人によってその感覚は全く違っているという経験が往々にしてあります。例えば、友人の知り合いについて話す場合など、『彼はタレントの○○○によく似ている』云々といった言質にさそわれ、実際に会ってみたらそのタレントに似ても似つかず、強いて言えば全く反対に不細工キャラのお笑いタレント×××の方が感覚的に合っていたりする場合など・・・。

 『顔をみる』『顔を観察する』というその行為とは: 『人物の顔を認識し、しっかりとわかる』という事と直結していないのではないか。やはり人は他者を観察し、認知する場合、自分の都合に合わせたバイアスをかけてしまい、正確な造形的な認識(顔各部の形状、寸法やプロポーションなどの数値的情報)と記憶は行わないのではないだろうか。

 やはり、大体が自分の相手に対する気持ちや考え方を投影し、接した雰囲気の中で組み立てられた茫洋としたイメージ(偶像)がその造形的構成要素を為しているのであろう。

 さて、皆様は如何お考えでしょうな???

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